生保各社、特約見直し加速

生命保険各社が特約の見直しを進めている。一連の保険金不払い問題を受け、生保は適切な支払い体制の構築を進める一方、商品を分かりやすくするため、約款の見直しを推進。さらに、販売量が少なくニーズの低い特約の販売停止、社会環境の変化に応じた新たな特約の開発などを行っている。今後も販売実績や顧客のニーズに応じて特約を見直す動きが広がりそうだ。

　日本生命保険は３月末に数種類の特約の販売をやめた。同社はこれまでも特約を適宜見直してきたが、今後も顧客ニーズを考慮しながら特約の見直しを進めていく構え。第一生命保険や住友生命保険も分かりやすさの観点から、特約の見直しを進める方針。

　新たな特約の開発では、明治安田生命保険が従来の手術給付の支払い対象に、入院を伴う公的医療保険制度対象の手術を加えた新たな手術特約を２８日に発売する。
【日刊工業新聞】

 

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